2004.05.16

エンタの神様/★★

 悔しいけどドランクドラゴンは面白かった。だんだん鈴木のキャラが茶の間まで浸透してきたことが勝因。塚地がツッコミ、鈴木がボケという、今までと真逆のシチュエーションでもきっちりとコントをやりきった。可能性として十分にアリだと言えるだろう。

 アンタッチャブルはエンタ常連の中ではかなり好きな方。とはいえ、M−1で審査員に激賞されていた、柴田の「じゃあお前○○が○○だったら○○してくれんのかよ! やってみろよ!」というケンカ腰でスピーディで過剰なツッコミが最近見られなくなってしまったのが残念ではある。その分山崎が自分のキャラを掴んできて、ネタだけでなくフツーのタレントとしても面白いことが言えるようになってきたのは嬉しいことではあるが。

 インパルスも安心して見られるコンターになった。板倉が自分の仕事をしっかり理解しているのが良い。クレバーな二人。どうでもいいがツッコミがデブキャラというコンビも珍しい。二人組の芸人では他に思い浮かばない。デビュー当時のホンジャマカは石塚だけでなく恵もデブで、一時期までそれを売りというかネタにしてたが。

 青木さやかは友近と一緒で、面白いことをやってるんですよー、という雰囲気は漂わせているものの、爆発的な笑いが無いのが個人的には×。いいともだのワイドショーだの、自分の居場所を見付けた感もあるので、早いところネタ番組からは身を引いて欲しい。ところで以前「人間ハタチ過ぎたら自分の顔に責任持ちなさい」と言われたことがあるが、青木ほど内面が顔に出ている女もなかなかいない。

 俺には井上マーが見えない。尾崎学級のネタはたぶんテレビで4、5回は見てる。「ビーカーの重さは含みません」と4、5回聞いた。こいつに他に何が出来るのかが全く見えない。微妙に「喫茶店の見本のスパゲッティのフォークが」など細かい新ネタは織り交ぜているが、あいつは今後しばらくは尾崎学級を基本に中の小ネタだけ変えてやっていくつもりなのか? 初めて見た時は着眼点が面白かったが、もう飽きた。違うマーが見たい。ちなみに「どこでもいっしょ」のあの白いネコは「井上トロ」だ。どうでもいいか。

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2004.05.08

土曜特集・オールスター演芸笑劇場/★

 ええと、インターネットで取得してきた番組情報によると、出演者は「今いくよ・くるよ 古今亭菊之丞ケーシー高峰昭和のいる・こいるオール阪神・巨人林家彦いち テツ&トモ ますだおかだ桂三枝ほか」となってるんですけどね。これに載ってない出演者が「アンジャッシュ、江戸むらさき、スピードワゴン、18KIN、シャカ、ハリガネロック、バナナマン、エレキコミック」、あとついでにナポレオンズっておい! ホントに載ってたヤツらとこいつらをそっくり入れ替えるだけで視聴率が2%は上がったと思うんですが。

 で、若手10組をまずは一列に並べてクイズを始めるんだけど、「上位2チームだけネタをやることが出来ます」だって。そんなくだらない企画やってる暇があったらネタをやらせろ。で、クイズの内容はと言えば「狂牛病をアルファベット3文字で書くと?」とかいう簡単なもの。どう考えてもボケを欲してるよな? でスピードワゴンとかアンジャッシュはきちんと「COW」「KGB」とボケをかますんだけど、他のヤツらは普通に「BSE」って書いて正解。しかもボケ解答に触れてくれたのはその問題だけで、結局問題言って解答言って十問終えて予選に残ったのが「シャカ、18KIN、バナナマン、ハリガネロック」って、びっくりするほどパッとしない。俺がネタを見たかった江戸むらさきもスピードワゴンもアンジャッシュもエレキコミックも予選落ち。

 結局決勝は新撰組クイズに素で挑戦して素で一人勝ちしたシャカと、「あ、こいつらバカだから俺もボケてる場合じゃない」と思って途中から本気出した18KIN。シャカなんて今回のメンバーで唯一俺が顔を見ても判らないヤツら。何がしたいんだこの番組は。結局ボケを捨てて真剣にクイズに答えた一番面白くない二人を放映って。

 そのあと落語家5人くらいと大御所漫才師5組くらいで似たようなクイズ企画やってたけど、大御所編「阪神巨人、のいるこいる、いくよくるよ、アホの坂田、横山たかしひろし」というメンツで優勝してネタを披露したのはたかしひろし。てゆーかお前ら誰だよ。ホントにたかしとひろしだったかも自信ねーよ。俺に任せてくれたら半分の制作費で倍の視聴率とってみせるんだけどなぁ。やっぱりNHKに今のお笑いは無理だ。気分悪い。

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2004.04.21

山下洋輔@課外授業ようこそ先輩/★★★★

 番組はNHKの教育と総合で土日にやってるもので、現在各方面で活躍中の一流どころが母校の学校(主に小学校)に押しかけて、五年生か六年生辺りに自分の得意分野に関してユニークな課外授業を何日かかけて教えるというもの。山下洋輔は世界的に有名なジャズピアニストですね。6年生に一人ひとつずつ学校にあるような楽器を与えて、即席でみんなが作曲のオーケストラを作ろう、というもの。

 もちろん音楽学校でもなんでもないからみんな素人の小学生。太鼓を与えられればリズムもクソもなく闇雲にドンドン、トライアングルをもらっても速さの限界に挑戦とばかりにチリリリリリリ。で、試しにひとしきり音を出させたあとで、山下さんはみんなを4〜5人のグループに分け、それぞれの班で作曲してみなさいと突き放す。子どもたちはわけもわからずただ鳴らしては「それは違う」「それは違う」とルールも分からず衝突を繰り返す。ところがそこに山下さんが現れ、鉄琴の女の子に「好きな音を鳴らしてごらん」試しに何個か鳴らしてみて、「じゃあソってことで」「じゃあみんなそれに合わせてみよう」テーマが決まるだけで、鉄琴がリズムを刻みだすだけで、途端にそこに「音楽」が現れる。

 山下さんがお話を書いた、一冊の絵本がある。タイトルはドオン!、人間の子と鬼の子が、太鼓を叩いて喧嘩をしあう、そのうち色んな子どもが集まってきて、大騒音。そこで突然、全ての音が一つに合って、「ドオン!」みんな笑顔になって、喧嘩してたのも忘れて「ああ、面白かった」。

 この「ドオン!」が、ジャズピアニスト山下洋輔がジャズセッションをする上で常に追い求める瞬間。それを子どもたちにも感じてほしい。そのために指揮者の子を一人抜擢。小太鼓のリズムに合わせて、好き勝手な演奏だったクラス全員が、一つのリズムに合わせて、「ドン、ドン、ドン、ドン、ドン!」どんどん盛り上がっていく山下さんのピアノ。また「ドン、ドン、ドン、ドン、ドン!」それまでただの騒音だったものが、気づくと音楽に聞こえているから不思議。そして最後、山下さんの号令に合わせ、指揮の子の小太鼓に合わせ、「ドン、ドン、ドン、ドン、ドオン!」

 ここで「合いました!」とナレーションを入れるのはちょっと狙いすぎだと思ったけれど、心底楽しそうな山下さんと子どもたちを見てたら、ただただうらやましくて、そんなのどうでもよくなっちゃいました。本物ってのは、本物にしかないカリスマを持ってて、その才能で周りまで幸せに出来るんだなぁ、と。ジャンルは違うけど、俺もいつかこんな「本物」になって、誰かに幸せをあげたいス。

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2004.02.22

<DO深夜>メディアの苗床 「21世紀の音霊 KICK THE CAN CREW」

 テレビ欄の番組説明は「キックザカンクルー6ヶ月密着全記録◇重大な告白」。まぁ後半が無かったとしても元からファンだから録画して見てたけど。と思ったら番組冒頭からナレーターが「僕はこんな日が来ることを予感していた」だの、クレバが「ギクシャクしてるように見えるかも」だの、リトルが「とりあえず休みたい」だの、無茶なあおり文句爆発。で冒頭の最後にはスタジオでレコーディングを終えたクレバが両手を挙げて「解散っ」というシーンがわざわざ二回リピート。最後のは明らかにレコーディング終了でこの場を解散ってだけで、キックを解散という意味の言葉だとはどう考えても受け取れないVTRだったけど、その後もなんか最後に解散が待ってる感じ全開のナレーションがどんどん不安をあおる。ホントに解散しないんなら、こんなテンションのナレーション入れて、わざわざ「解散」なんてシーンをあんな形で取り出さないだろう。フジテレビの良識を期待するほど、ナレーターじゃないがイヤな予感が高まっていく。
 ところが番組は確信に触れないまま、ホントに密着取材の様子をローテンションで流し続ける。で、一時間番組の50分目まで来て突然下にテロップ。「この番組の120分完全版をスカパー!フジテレビ721で3月28日にOA!」だって正味の放送時間はもう10分切ってるのにまだ放送内じゃ解散発表もウソでしたとも言ってない。まさかと思いつつ番組を最後まで本気でドキドキしながら見てみれば、最後は結果も出さないままクリスマスイヴrapをバックにスタッフロール。「2004年は今まで以上にソロでもやりたいね」とメンバーみんな口を揃えつつ、「じゃあ2004年のキックは?」と言うレポーターに対する答えを待たずにVTRはブツ切れ、全く違うVでの「確実に見納めですよ」というリトルの台詞をかぶせて終了。
 なんなんだこれは? 曖昧な終わりにも程がある。冷静に見れば解散とは言ってないし「ソロでもやりたい」という言葉から考えればキックも続ける気はあるんだろうと思うけど、でもこれの完全版が120分バージョンで後日と言われたら、そりゃ気になって見たくなるのはファンなら当たり前じゃないか。十中八九解散はしないだろうけど、万が一とかつい考えちまう。うちのケーブルテレビだとフジテレビ721はフジテレビ739とセットで月額700円だ。俺みたいな馬鹿なファンがついうっかり契約しちまったらどうする気だよコノヤロウ。

 その昔、悪の三大秘密結社といえばバンダイ、任天堂、集英社だったけど、今じゃハロプロ、コナミ、フジテレビだな。悪認定。

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2004.02.14

大泉洋Withスターダストレビュー/★★★

水曜どうでしょうでお馴染み北海道のスター大泉さん、ミュージックステーションに出演。たぶん全国放送のゴールデンという時点で初体験だったと思うけど、さらに生放送でタモリと絡みってんだからある意味どうでしょう並に過酷だ。本人も言ってた通りあんまり面白いことは言えてなかったけど、それでもなんだか応援してしまう辺り俺も毒されてるなぁ。歌は意外に上手くてびっくり。あと紹介テロップに「千と千尋声優」とあったけど、んなチョイ役でなく何故「茄子アンダルシアの夏・主演」と言ってやらないのか。ちなみになぜそんなに大泉さんがジブリと縁があるかと言えば、ジブリのスタッフが根こそぎどうでしょうフリークだからである、というのはファンには有名な話。

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